開所式報告
初代園長の言葉
2020 年 5 月
われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。
「児童憲章より」
戦後まもなく制定された児童憲章の前文です。約70年前に制定されたものですが、この理念は古さを感じさせません。それどころかますます輝きを増しているように思います。
“すべての児童”この言葉の意味するところは、性別・年齢・貧富・障害の有無等、何の条件もありません。児童は誰であっても、文字通りすべての子どもが幸せになれる権利があるということです。この意味は重いです。
私たち「くれよんはうす」は4月に生まれたばかりです。まだ入所している子どもはいません。でも、職員は意気軒昴です。子どもたちの幸せのために「こんな教材を作ろう、こんなことをしよう、あれをそろえよう、それをみんなで協力しよう」と、毎日毎日、子どもたちが歓声を上げて喜ぶ姿を思い描いて準備に精魂を傾けています。
私たちの「くれよんはうす」が、児童憲章の理念と共にありますように、また、子どもたちと保護者の皆様、そして私たち職員とが、子どもたちの幸福のための歩みを始める場所になりますよう心から願っています。